投げサビキについて
サビキ釣りの仕掛けに投げサビキ(または飛ばしサビキ)というものがあります。
これはどういったものかと言うと、通常のサビキ釣りは主に岸から竿の届く範囲の足元を狙いますが、投げサビキ(飛ばしサビキ)ではウキを付けたサビキ仕掛けを投げて、沖の魚を狙う釣りになります。
この記事では投げサビキ(飛ばしサビキ)のメリット、デメリット、おすすめ仕掛け等を紹介していきます。
・投げサビキのメリット
・狙える範囲が広い
投げサビキ(飛ばしサビキ)のメリットは、何といっても狙える範囲が広いことです。
岸からの釣りでは竿の長さが長くても5mちょっとの距離までしか狙えませんが、仕掛けを投げることによって20m以上の半径を狙うことができます。
また、岸からの距離が離れると自然と水深も深くなります。
水深が深く、潮流のある場所には、岸際よりも良型の魚がいることが多く、釣れる魚のアベレージサイズもアップします。
・タナ(水深)を絞って狙える
次のメリットは、狙うタナを絞れるという点です。
タナとは水深のことで、魚がいるタナが分かればそこを狙い撃ちにできます。
ウキを付けて投げる為、タナを5mにして釣れるのであれば毎回そのタナを狙えることになります。
効率よく釣りが出来るので、釣果に大きな影響がでます。
・障害物があっても投げれば大丈夫
また足元に障害物があり、通常のサビキでは狙えないような場所でも、沖ならば狙えるといった場合にも有効です。
もちろん、仕掛けを引き上げてくる時は、足元の障害物に注意をしなければなりませんが。
・投げサビキの注意点
・トラブルの可能性がある
投げサビキ(飛ばしサビキ)にはデメリットもあります。
まず、狙える範囲が広いと言うことは、他の釣り人の仕掛けと干渉する可能性が出てくるということです。
人気の釣り場で、みんなが投げサビキ(飛ばしサビキ)をしようものなら、そこらじゅうで釣り糸が絡まる等のトラブルが発生するでしょう。
場所によっては暗黙の了解で、投げサビキ(飛ばしサビキ)禁止のようなところもあります。
少なくとも、周りに迷惑をかけるような釣りはしたくないですよね。
潮流や風の影響を考えて、他に釣り人がいても干渉しないタイミングでなら、沖を狙ってみるのもいいでしょう。
釣り糸が絡まるトラブルは、他人とだけではありません。
ウキを使った少し複雑な仕掛けなので、潮流や風の影響、着水時の衝撃等で仕掛けが絡まってしまう場合もあります。
仕掛けを足元に垂らすだけの通常サビキよりは、若干難易度が上がります。
・狙うタナがいつのまにかズレる
メリットで紹介した「タナを絞って狙える」ですが、気付かないうちにタナがズレていることがあります。
これはウキの高さを決めるウキ止め紐(ゴム)が完全に固定されている訳では無いので、徐々に動いてしまう為です。
一般的には仕掛けやエサカゴの自重で、だんだんと下に下がっていきます。
さっきまで釣れていたのに今は釣れないな?という時は、魚が移動した可能性もありますが、自分の狙うタナがズレている可能性もあるので、こまめにタナが合っているか確認しましょう。
・投げサビキの仕掛け
投げサビキ(飛ばしサビキ)で使う仕掛けの紹介です。
基本的には通常のサビキ仕掛けにウキを追加したものと考えて頂いて問題ありません。
ただし、使うウキはエサ釣りのウキに比べて浮力の高い、少しゴツいものになります。
これは仕掛けと一緒にエサカゴも付いているので、浮力の小さいウキだとエサカゴの重さに負けて沈んでしまう為です。
十分な浮力のある遠投サビキ用のウキを使用しましょう。
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