ルアー(ジグ)のカラーについて
ショアジギングで使用するルアー(メタルジグ)はたくさんのカラーがあり、どれを選べばいいか分からないという方も多いのではないでしょうか?
ここでは
・これからショアジギングを始める方
・ルアーのカラー選びで迷っている方
・どんなタイミングで使うのか知りたい方
に向けて、ショアジギングでのルアーカラーの選び方、カラーローテーションの基本を紹介します。
たくさんあるルアーの中でも、用途に合わせてこれだけ押さえればいいという基準が分かります。
・基本はナチュラル系かアピール系
ルアーは使用する目的別に大きく分けて、ナチュラルカラーとアピールカラーがあります。
それぞれどんな時に使うのが良いか、簡単に説明していこうと思います。
・ナチュラル系カラー
自然界にある色に近いカラーで作られたルアーです。
具体的な色で言うとブルー、ブラウン、オリーブ等、ターゲットに対して自然のものだと思わせて誘うカラーです。
有効なシチュエーションは次の通りです。
・光量が十分あるとき
・海水が澄んでいるとき
・魚の活性が低いとき
上記のようなシチュエーションでは必要以上にルアーを目立たせる必要が無く、また自然界に無いようなカラーのルアーに対して魚に警戒心を与えてしまいます。
派手なカラーはビックリしちゃうよ
このような状況では、魚に違和感を抱かせないようなナチュラル系のカラーが有効です。
ナチュラル系カラーの一例:シルバー×ブルー
シマノコルトスナイパー アオモノキャッチャー 35g 001 キョウリンイワシ 価格:790円 |
・アピール系カラー
ナチュラル系カラーの対比として、自然界には無いような視認性の高いカラーです。
具体的な色で言うと、ピンク、オレンジ、蛍光カラー等、魚にとっても人間にとっても目立ちやすく、そこに何かあるということをアピールできるカラーです。
有効なシチュエーションはナチュラル系カラーの逆で、次の通りです。
・光量が少ないとき
・海水が濁っているとき
・魚の活性が高いとき
上記のようなシチュエーションで視界が悪い場合は、とにかくそこに何かあることを魚にアピールする必要があります。
また、魚の活性が高い場合は魚同士でエサを奪い合っているような状態なので、目につくものがあれば積極的にアタックしてきます。
とにかく目につくものにはアタック!
アピール系カラーの一例:シルバー×ピンク
シマノ コルトスナイパー アオモノキャッチャー 28g 004 キョウリンピンク 価格:767円 |
・始めに投げるのは?
ナチュラル系カラーとアピール系カラー。
まず投げてみるのは
・アピール系カラー
です。
これは主に魚の活性を測る意味が強いです。
フィールドの状況によってはナチュラル系のほうが良い場合もありますが、アピール系カラーが通用するならそのままガンガン釣りましょう。
アピール系カラーで反応が無い場合は、魚の活性が低いと判断し、ナチュラル系カラーでじっくり攻めてみましょう。
・ベースカラーについて
ルアーの色をナチュラル系・アピール系とざっくり大別しましたが、世の中にはもっと細かなカラーバリエーションがあります。
ここではもう少し詳しく、たくさんあるカラーの特徴を紹介していきます。
具体的にはシルバーベース・ゴールドベース・グローベースの3つのベースカラーを基準に紹介します。
・シルバーベース
メタルジグの中で最も多いベースカラーです。
シルバーは太陽の光を反射しやすく、フラッシング効果が高いため遠くからでも目立ちやすくなり、アピール力が高いのが特徴です。
また多くの魚がシルバーの魚体をしているので、ターゲットにベイトフィッシュだと思わせやすくなります。
具体的なシルバーベースのカラーバリエーションは次の通りです。
・シルバー×ブルー
メタルジグの代表的なカラーで、ナチュラル系のブルーが入ったカラーです
見た目にも実際の魚に近く、シルバーベースのナチュラル系という位置づけです。
・シルバー×ピンク
こちらも多くのメタルジグにラインナップされている、アピール系のピンクが入ったカラーです。
魚の活性を測るのによく使われ、シルバーベースのアピール系になります。
・シルバー×ブルー×ピンク
通称「ブルピン」と呼ばれる定番カラーで、ナチュラル系のブルーとアピール系のピンクが入ったカラーです。
何を使うか迷ったときはまずこれ!といった万能カラーです。
・ゴールドベース
シルバーよりはフラッシング効果は劣りますが、朝・夕マズメの黄色い太陽光を効果的に反射します。
また、濁った海水の中ではシルバーよりも遠くまで反射光を届けることが出来る、基本的にアピール系カラーに属するベースカラーです。
具体的なゴールドベースのカラーバリエーションは次の通りです。
・ゴールド×レッド
通称「アカキン」と呼ばれる定番カラーです。
レッドはシルエットをハッキリさせる効果があり、朝・夕マズメに効果が期待できます。
・ゴールド×グリーン
通称「グリキン」と呼ばれる、こちらも定番カラーです。
真鯛やシーバス狙いに特に人気があります。
・グローベース
光量の少ない時に視認性の高いカラーで、ホワイトの夜光塗料が施されているものがほとんどです。
タチウオ等のナイトゲームで使用されることの多いベースカラーです。
また、グローカラーをストライプ状に入れたカラーも近年人気となっています。
ストライプが入ることにより、シルエットを小さく見せる効果があると言われています。
大きな(重い)メタルジグを小さく見せるメリットがあります。
具体的なグローベースのカラーバリエーションは次の通りです。
・グローストライプ
近年人気のグローストライプカラーです。
光量の少ないときや、ナイトゲームで効果が期待できます。
・ローテーションの基本
カラーローテーションの基本は
・太陽光の量と色に合わせる
です。
一例を紹介すると
・夜明け前(光量がすくない)・・・・・グローベース
シマノ コルトスナイパー アオモノキャッチャー 35g 008 キョウリンゼブラ 価格:842円 |
↓
・朝マズメ(太陽光が黄色い)・・・・・ゴールドベース
シマノ コルトスナイパー アオモノキャッチャー 35g 009 キョウリンアカキン 価格:790円 |
↓
・日中(太陽光が白い)・・・・・・・・シルバーベースのアピール系
シマノ コルトスナイパー アオモノキャッチャー 35g 004 キョウリンピンク 価格:680円 |
↓
・日中(アピール系で反応が無い)・・・シルバーベースのナチュラル系
シマノ コルトスナイパー アオモノキャッチャー 35g 001 キョウリンイワシ 価格:790円 |
↓
・夕マズメ(太陽が黄色い)・・・・・・ゴールドベース
シマノ コルトスナイパー アオモノキャッチャー 35g 005 グリキンイワシ 価格:858円 |
↓
日没(光量が少ない)・・・グローベース
シマノ コルトスナイパー アオモノキャッチャー 28g 007 フルグロー 価格:825円 |
といった具合です。
太陽光の量や色を基準にすれば、釣行先で迷うことは無くなるでしょう。
・まとめ
ここで紹介したカラーの考え方や、ローテーションの例は本当の基本中の基本になります。
実戦の中でイレギュラーなこともあるでしょう。
フィールドによって独自のセオリーがあるかも知れません。
その度に応用を考え、自分なりのカラーの使い分けや、ローテーションを増やしていくことで、どんな状況にも対応することが出来るようになると思います。
基本は基本としながらも、自分の釣りを確立していくのも釣りの楽しみです。
是非たくさんあるルアーカラーを使いこなせるよう、精進しましょう!
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