シーバスは年中釣れる魚ですが、季節によって食性は変化しています。
シーバスはいるハズなのに中々釣れない時ってありますよね?
マッチ・ザ・ベイトの考えからすると、シーバスが食べているものに合わせてルアーも変えていく必要があります。
ここでは季節ごとのシーバスの食性、使用に適したルアーの紹介をしていきます。
今回は春のシーバスについて記載していきます。
・春のシーバスの行動
春のシーバスの動きは大きく分けて2パターンあります。
1.稚鮎を追って川に入るパターン
2.川には入らず海に残るパターン
1は冬の間、河口育った稚鮎が川の水温が13度になると、増水や大潮のタイミングで川を遡ります。
シーバスのいくらかはこれを狙って稚鮎と一緒に川を遡ってきます。
2はそれまで通りに海や河口に残っています。
どこで釣りをするかでシーバスの捕食するベイトの種類が変わってきますので、それぞれに合わせたルアーを選択する必要があります。
ベイトパターンを分けると
・稚鮎を追って川に入る稚鮎パターン。
・アミ等のプランクトンを捕食するアミパターン。
・バチ抜けシーズンのバチパターン。
に分けられます。
それぞれのパターンで有効なルアーを見ていきましょう。
・稚鮎パターン
川を遡る稚鮎は川の流心(川の流れの中心)の底を通ります。
狙うポイントとしてはこの流心を考えてキャストしていきます。
稚鮎は日中に川を遡り、夜は浅瀬で休憩します。
シーバスは主にこの夜の稚鮎を狙っています。
一段深い場所から、浅瀬から零れ落ちる稚鮎を狙うのです。
落ちてくるのを待ってるよ!
タイミングは満潮からの下げ潮で、浅瀬に稚鮎の居場所がなくなる時間が狙い目です。
使用するルアーは細身のバイブレーション。
カラーは日中ならアユカラーやメッキ系。
夜は目立つチャート系やパール系です。
浅瀬から滑り落ちるような動きを表現するように、リフト&フォールで誘いましょう。
・アミパターン
アミは稚鮎と違って川を遡る訳ではありませんが、下流域であれば夜の人口の光に集まってきます。
ポイントは橋や常夜灯のある場所で、明暗の分かれ目です。
シーバスは暗い場所から明かりに集まるアミを狙っています。
ここでも待ってるよ!
使用するルアーはクリア系のシンキングペンシルです。
アミに見せるには大きいと思われるかも知れませんが、シーバスはルアー1個をアミの塊だと認識します。
そのためアクションは極力せず、自然に流れているイメージでスローに誘いましょう。
・バチパターン
2月~5月のバチ抜けのシーズンは、イソメ等の多毛類をシーバスが好んで捕食します。
ポイントは堤防や河口、川の下流域でも発生します。
タイミングは大潮の夕方から夜にかけて。
多毛類が産卵のために大量に水面に湧き出します。
多毛類に見せるため、アクションはほどんど必要なく、細身のシンキングペンシルで水面をただ引きしてくるだけです。
食べるのも楽ちん!
カラーは夜なのでアピールできるチャート系やパール系が良いでしょう。
・まとめ
シーバスは季節や場所によって食べているエサが違うので、出来るだけその時の捕食対処に似せる意識でルアーを選定しましょう。
上手くベイトとマッチすれば釣るのも簡単。
逆に見向きもされないルアーではいくら投げてもシーバスは釣れません。
自分が釣りをするタイミング、ポイントを考慮して釣果を上げていきましょう。
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