SLJについて
・これからSLJを始める方
・オフショアジギングに挑戦したい方
・SLJをもっと深く知りたい方
ここではSLJの基本、釣り方から必要な道具まで、それぞれ解説していきます。
せっかくのオフショアで釣れないのは寂しいので、是非参考にして釣果に繋げて下さい。
SLJとは?
S(スーパー)L(ライト)J(ジギング)の略で、ジギング入門におススメでありながら、高度な誘いのテクニックを用いることもある、奥の深い釣りです。
・SLJの基本情報
最も手軽に始めやすいオフショアジギングです。
10mから50m程度までの水深で、使用するメタルジグの重さは20g~80g程度まで。
タックルの仕様も一番ライトで、手が出やすい価格で手に入ります。
また仕様がライトなため、釣りをする際にそれほど体力を使わず楽々釣りができます。
岸からの距離は水深によるので一概には言い切れませんが、比較的近場で5km圏内が主な釣り場になります。
シーズンは一年を通して釣れますが、ハイシーズンとしては夏場の水温が高い時期になります。
特にイサキはSLJの目玉とも言えますが、釣れる時期は6月~7月がメインになります。
根魚も水温が低い冬場は活性が下がるので、夏場のほうが多くの種類が釣れます。
まとめると、
・手軽に始められて奥が深い
・水深は50m程度までが目安
・ジグの重さは80gまでが目安
・ライトな仕様で、女性や子供でも楽々
・ハイシーズンは夏場
といった釣りになります。
・SLJで釣れる魚
釣れる魚は多種多様です。
ハマチやイサキ等の青物、ハタ等の根魚、アジやサバ等の小型回遊魚等、釣れる魚種が多いのが特徴です。
・イサキ(SLJの目玉釣り物)
・ハマチ、ブリ、シオ、カンパチ等の青物
・マダイ
・根魚(ハタ、カサゴ、ヒラメ等)
・小型回遊魚(アジ、サバ、カマス等)
比較的浅い水深で釣りをするので、魚のサイズが小さいことが多いですが、中にはブリやカツオ等の大型青物や、シイラ、真鯛も釣れることもあるので、良い意味で油断できずドキドキする楽しい釣りです。
・SLJの釣り方
釣り方はジギング全体を通してですが、メタルジグをベイトフィッシュに見立てて魚を誘うので、何らかのアクションをする必要があります。
一般的には海底までジグを落としてから、シャクリ上げる動作をしながら巻き上げてきます。
ハンドル1巻きに対して1回シャクリ上げる操作をワンピッチといい、ジギングの基本になります。
その他に大きくシャクって、大きく落とすようなアクションで魚を誘ったり、ジグが自由落下する時のイレギュラーなアクションをメインに誘うこともあります。
ただ巻きで爆釣するような日もあります。
タイミングのよってどのアクションが釣れるかは分かりません。
なるべく色々なアクションを引き出しとして、その日の当たりアクションを見つけることが釣果に繋がります。
ルアー釣りの共通点ですが、自分の起こしたアクションに反応して魚が食ってくると嬉しいものですよね。
どのようなアクションで魚が反応するかを考えながら釣るのが、ルアー釣りの一番の楽しみです。
・SLJのタックル
使用するロッドはSLJまたはLJ(ライトジギング)用のロッドでルアーウェイト上限が60g~120g程度の物で、使用するジグの重さによって使い分けます。
なるべく使用するジグの重さが上限に近いほうがアタリに対して繊細に反応してくれます。
数を多く持てない場合は少し余裕のあるロッドを選ぶのがいいでしょう。
長さは6ft~7ftが使い易いでしょう。
リールはスピニングであれば3000番、ベイトであれば150番~300番の小型の物になります。
スピニングリールの利点は扱いが簡単なこと。余計なトラブルが起こりにくく、釣りに集中し易くなります。
ベイトリールの利点は大物が掛かった時にも負けないトルクの強さ。また、カウンター付きのリールであれば、狙うタナを正確に測れるので効率が良いです。
ギア比はノーマルギアかパワーギアがおススメです。
魚の居るタナをじっくり狙ってアクションを起こすには、ギア比が低いほうが扱いやすくなります。
使用するラインは道糸がPEラインの0.8号~1.0号程度。
リーダーは3号~5号のフロロカーボンを使用します。
・SLJで使用するジグ
SLJで使用するジグの重さは20g~80g程度です。
狙う水深や、アクションの種類で重さも変わってきます。
40m~50mの比較的深いタナを狙う場合、着底までの時間を短くするためや、潮流に流されないように重めのジグを使います。
また10m~20mの浅いタナを狙う場合や、フォールスピードを落として食わせる場合には軽めのジグを使います。
タックル同様に使うジグの重さを選定するのもルアー釣りの楽しみです。
・まとめ
SLJは手軽に始められる上に、やり込み要素の強い奥の深い釣りです。
また色々な魚が釣れる楽しみもあります。
タイミングによってタックルやジグの種類を変えてみたり、アクションの種類を変えてみたり。
常に試行錯誤しながら釣りをすることで、より一層SLJの魅力にハマっていくでしょう。
その他のオフショアジギングについて、下の記事で紹介しています。
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