トンジギ(トンボジギング)について
・これからトンジギを始める方
・トンジギにハマった方。
・トンジギで中々釣果が上がらない方
ここではトンジギ(トンボジギング)の基本、釣り方から必要な道具まで、それぞれ紹介していきます。
参考にして頂いて、マグロを釣る快感を是非、味わって頂きたいと思います。
トンジギとは?
トンボジギングの略称で、主にビンチョウマグロを狙うジギングです。タックルもジグもかなり大掛かりなものになりますが、釣り人憧れのマグロを自分の手で是非釣ってみましょう。
・トンジギの基本情報
本格的なジギングと言えば、トンジギ(トンボジギング)でしょう。
釣り場の水深は深いところで500mになることもあります。
実際に釣りをするタナは水深100m以内で、ベイトフィッシュを捕食しに浮いてきているマグロを狙います。
使用するメタルジグの重さは250g~500g程度。
かなりの重さになります。
マグロを狙うような沖では、潮流が速いこともあり、他の乗客との糸絡みを防ぐ為、自然とジグは重くなります。
シーズンは10月から5月頃まで、比較的長い期間釣れますが、ベストシーズンは1月から3月頃になります。
これは年によってマグロの入り方が違うので、その年の状況を遊漁船の船長等に確認しましょう。
・ビンチョウマグロ
ジギングと言えば五目釣りが基本ですが、トンジギに関しては狙いの釣り物が決まっています。
ビンチョウマグロはマグロの中では最小サイズですが、それでも大きいものは1mを超え、重さは20kgを超えます。(中には30kg超えも)
他のマグロと比べて漁獲量が多いため、市場価格は比較的安価で、1年を通して食べることのできる魚です。
赤身の魚ではありますが癖が少なく、さっぱりとした味が好みの人も多いでしょう。
小さいと言えどもマグロはマグロ。
それを自分で釣って食べるのはちょっとした贅沢で、釣り上げた時の達成感も一入です。
・トンジギの釣り方
ビンチョウマグロはジグが目の前にあれば食うと言われるほど、食わせるテクニックはほどんど必要ありません。
マグロの群れに当たれば誰でも釣れます。
ググっときたらしっかりフッキングすることだけ注意して下さい。
難しいのはマグロがいる場所を見つけることです。
こればっかりは船長の勘と経験によるので、釣り人個人ではどうしようもありません。
釣り人に出来ることは船長とマグロを信じて、ひたすらジグをシャクルことだけです。
このシャクル動作がまた大変です。
何せジグが重い上に、潮の流れの影響も受けるので、水の抵抗はかなりのものです。
めちゃくちゃ疲れます。
初めてトンジギに行ったときはすぐ腕がパンパンになり、釣りどころではありませんでした。
慣れたベテランの人でも汗をかきながら、時に休憩しながらシャクリ続けます。
釣れない時は筋トレと思うべし!
そしてヒットしてからが本番ですが、マグロを引き上げるのも一苦労です。
とにかく腕力と体力は必要です。
10kgまでの小型(小トン)なら5分から10分で釣り上げられますが、20kgを超えるような大型(タネトン)を吊り上げるには30分から長ければ1時間かかることもあります。
その間やり取りの緩急はあるにせよ、基本的にはロッドを上げ続けることになるので体力勝負です。
正直、腕力の無い女性や小さなお子さんには厳しい釣りだと思います。
トンジギのスケジュールが決まったら前日はしっかり寝て、万全の体調で挑んで下さい。
・トンジギのタックル
使用するロッドは強度が必要です。
一般的にスロージギング用と呼ばれるもので、ジグウェイト上限が400g以上のものを使います。
ロッドの長さは他のジギング同様、6ft~7ftです。
スピニング、ベイトどちらでも可能ですが、ベイトの方が多少は楽に釣りが出来ると思います。
参考にしてみて下さい。
リールはスピニングで8000番~10000番。
ベイトで2000番~3000番です。
ギア比はハイギアが必須になるので、注意して下さい。
また、ベイトの場合、レベルワインダー機構の無いものを使用するのが良いでしょう。
マグロとのファイト中はリールにもかなりの負荷がかかります。
レベルワインダー部分は強度がそれほど無いので、大物とのファイトで破損してしまう可能性があります。
あると便利なシステムですが、トンジギでは別のタックルを用意しておきましょう。
ラインは道糸にPEラインの3号から出来れば4号を巻いておきましょう。
リーダーはフロロカーボンの30号程度あると安心です。
ノットはFGノットでかまいませんが、リーダーをスイベルに結束する部分はよほど強度の出る結び方をしておかないと、ファイト中にすっぽ抜けることがあります。
・トンジギで使用するジグ
トンジギで主に使用するジグの重さは250g~500gです。
アクションがどうと言うより、潮流に負けない重さが重要です。
潮流に負けない範囲でなるべく軽いジグを使った方が、体(特に腕)への負担が少なくなるので、長時間シャクルことが出来ます。
その時の状況に合わせられるように、50g刻みでジグは用意しておきましょう。
またフックは大物とのファイトで曲がったりしないよう、トンジギ対応の物をセットして下さい。
下の記事におススメのジグを紹介しています。
是非、参考にしてみて下さい。
・まとめ
トンジギは本格的なジギングです。
タックルの準備から釣行予定の設定まで、それなりに大変です。
五目釣りと違い、全く釣れない日が続くこともあるでしょう。
そんな中で釣り上げた一本の価値と喜びは格別のものです。
私は4回目のトンジギ釣行で6本のビンチョウマグロを釣りあげ、MAXは17.5kgでした。
釣れる時が来ると信じて海に通うしかありません。
是非、マグロを釣りあげてそして捌いて食べてみましょう。
その他のオフショアジギングについて、下の記事で紹介しています。
コメント